
先史時代からイスラム文明の時代の5つの場所が1982年から1986年の間に世界遺産に登録されました。キレーネ、レプティス・マグナ、サブラタの遺跡はリビアでフェニキア、ギリシア、ローマ、ビザンチン時代に栄えた文明の姿を今日に伝えています。
ガダメスの古代都市には日干し煉瓦の装飾がついた独特な建築様式が残っています。タドラード・アカクスの先史遺跡はアルジェリアのタッシリンアッジェルの文化を継承するものです。
キレーネのエラトステネス
数学者のエラトステネスは今日のリビアにあたるキレーネで生まれました。彼の名は整数の研究で知られています。特に彼の整数論は現在でも数論研究で重要な役割を果たしています。エラトステネスは太陽と月までの距離を計算し、地球の円周を驚くべき正確さで計算しました。また彼は地軸の傾きを23 51' 15"の精度で計算し、675個の星の一覧を作りました。
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