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ワインと料理


2000年以上前、古代フェニキアの作物栽培学者マゴンが、カルタゴ人の作物栽培学の知識を集め、ぶどう酒醸造学についての世界で最初の論文を記しました。後にローマの元老院は、古代フェニキア語で書かれたマゴンの著書全28冊を、ラテン語に翻訳するように命じました。古代チュニジアの農業に関する卓抜した腕前で、穀物とオリーブオイルに関してはローマ帝国の需要の3分の2を供給することが可能でした。

 

今日も農業はチュニジア経済の背骨です。中央部全体では見渡す限りの地平線に沿って列をなすオリーブ畑が風景を支配しています。スファックスの周りでは、これらのオリーブの木一本から平均50kgのオリーブが収穫され、これはオリーブオイル12~15?に相当します。今日、チュニジアはオリーブの生産では世界第4位です。

 

チュニジアではオレンジとレモンの木もよく生育し、ビター・オレンジの香水の蒸留は伝統的な技術です。南部一帯のオアシスはドゥグラット・ヌールとして知られる、上質の透き通ったデーツを産出し、世界中に輸出しています。

 

小麦とオリーブオイルの古代の原料から発して、それぞれの文化が体によく、際立つチュニジアの地中海料理に使われています。 郷土料理のクスクスは、野菜と肉または魚のシチューを蒸したセモリナ粉の上にかけて食べる、ベルベルの食の遺産です。

アラブ人はスパイスとスメンとよばれる熟成させたバターを持ちこみました。イタリア人はソースにトマトを加え、フランス人は一つ一つ料理が出てくるコースの概念を紹介しました。蜂蜜がねっとりしたお菓子はトルコ人が伝えたものです。

ブドウの木を慈しむ伝統はマゴンの時代から壊されることなく続いてきました。このチュニジアのすばらしいワインはだいたいのレストランで目することができ、世界中上質ワインの数分の一の値段で楽しむことができます。

 

ビールとデーツといちじくからつくられる伝統的蒸留酒は、都市部の一部のカフェでは見られますが、ほとんどの典型的なチュニジアのバーはもっぱら男性だけに占領されています。 ヨーロッパスタイルのホテルのドリンクは少々高価ですが、リラックスした雰囲気でチュニジア人の男女が気軽にくつろいでいます。金曜は観光ホテルのレストランのみでワインが入手できます。

 

オリーブの国で午後を過ごしてみては

テブルバのマハジュブ一家は100年以上にわたってオリーブを栽培し、常温圧搾した高品質のオリーブオイルを作り続けてきました。

オリーブは、秋の収穫に続き、選別・洗浄され、巨大なホッパーに入れられます。そこで石のローラーで潰され、穴から果肉が分けられます。 オリーブは再度圧搾され、10層の丸い手織りのエスパルトのマットでろ過されます。オイルが底まで落ちると、貯蔵タンクに集められ、伝統的な方法で瓶詰めされます。

 

アトランティス・ヴォヤージュのお客様はこのマハジュブ一家の皆さんと午後のひとときを過ごしていだたく機会があります。彼らの歴史的手法を学び、さまざまな種類のオリーブを含む地元の食材を使ったランチをお楽しみいただけます。